幸せ者
綾部和夫 個展
2022年9月17日(土)〜2022年9月19日(月)
にんげんのかたち
綾部さんの描く絵を見た時に
「あ、にんげんのかたち」だ、と思った。
生きることは
ひとりぼっちの旅だし
ひとりぼっちではいられない旅でもある。
たくさんの人と出会って、別れて。
繋がることができるんだ。と世界がキラキラ見える日もあれば
誰もわかってくれない。と苦しくなる日がある。
その度に心は形を変えて、色まで変わっていく。
その瞬間瞬間を切り取ったように見えるのだ。
誰にも見せることのできないこころを
ひとりぼっちで抱えることしかできないこころを
綾部さんの絵が、色が、錆が、全部で叫んでいるように見えた。
こころは大きくなったり、小さくなったり
伸びたり縮んだりしながら
叫んで走って笑って泣いて怒る。
まさしく、にんげんのかたちだ。と私は思った。
そんな人間らしい綾部さんの作品たちが
私に生きろ、と言っていた。
アイラヴミー Vo.G.さとうみほの

綾部和夫
綾部和夫は「ぼっこや」を自称する。
「ぼっこ」は中部の方言で「ボロ、値打ちのない、ガラクタ」などを意味する。
礎は音楽畑。かつて渡辺プロダクションで山下久美子をプロデュース、昭和63年に「双啓舎」を設立し、エレファントカシマシをマネジメントした。
当時からツアーで訪れた先々で窯跡や骨董店を訪れることを好んだ。やがてボロを拾い、集め、磨き、錆を与えることで、新たな魂を吹き込む作家となった。
平成10年、古常滑陶片のアンティークショップ兼アトリエ「BOKKOYA双啓舎」を立ち上げ、創作活動、各所での展示会を精力的に行っている。
https://www.facebook.com/bokkoya.soukeisya/
Instagram: kazuo_ayabe
Twitter: ayabekazuo_official_info
*作家在展日(予定):会期中毎日
開催概要
- 会期: 2022年9月17日(土)〜2022年9月19日(月)
- 営業時間: 12:00~19:00
- 入場料: 終了しました