ZINE文庫、作品紹介・その3（最終回！）

今更ですが、ZINEってなあに？

〝ZINE〟は〝ジン〟と読みます。

語源は「magazine（マガジン＝雑誌）」とされており、1960年代のアメリカでアーティストたちが自作の文章や言葉、絵・イラスト、写真などをコピー機やプリンターで印刷し、ホチキスや糸で綴じた手作りの小冊子がはじまりだそうです。

今では、パソコンを使えば高度な編集だって可能だし、個人でも簡単に印刷会社を利用することができるので、そのクオリティには驚かされるばかりです。街の本屋さんでも一角にZINEを扱うコーナーがあったりするそうですよ。

ZINE文庫では、現在25名のアーティスト・クリエイターが手掛ける約120種類のZINEを展示しています。もちろん、立ち読みだけでもOK！

時代や仕様は変われど、『自分でつくる自分のための雑誌』というコンセプトは〝ZINE〟という表現方法に脈々と受け継がれています。この、かなり作者寄りのベクトルで制作された120冊の中に、あなたの感性や好みにビビビッとくる1冊があれば、それは運命的な出会い・・・かもしれませんね(^^)

6月に開催されたアクリル画の個展作品をまとめたアートブック。コジマユイさんの近作を絵本スタイルで楽しめます。作中の原画2点も展示していますので、併せてご鑑賞ください。

他、実際に使用したパレットからつくられたブローチも各種販売中。

SNSによると、会期中に新作を追加納品していただけるような！？！？待ち遠しいですね！

イラストレーター・坂本伊久子さんが旅先で出会ったヒトビトをまとめたZINE2冊。vol.1はアメリカのオレゴン＆サンフランシスコ編、vol.2は台湾・台北編。

作中の原画3点の展示と、ポストカードの販売もあり。

昨年のZINE文庫に出展くださった「oyatsuneko」と「Trip to Oregon」は残念ながら在庫がありませんので、立ち読みコーナーでお楽しみください！

新作ZINE『SUKOBURU 3』をはじめ、原画コースター20種、ポストカード10種、トートバッグ4種と、shigemiさんのイラストが勢ぞろい。

今春、東京に居を移されて寂しい思いをされているファンの方も多いはず・・・ぜひZINE文庫でshigemiさんの作品に再会してください！

過去のZINE「SUKOBURU」2種と「ONE YEAR」は立ち読みコーナーでどうぞ。

玻都もあさんとダムるしさんの共作による実録本『はととダム』。

新作「個展の開き方」、「はじめての万年筆」「はととダム in USA」「はととダム in LAS VEGAS」「はととダム in USA RETURNS」「はととダム築地でおいしいおにくを食べよう」・・・おふたりの守備範囲の広さがすごいです！※おにく本は立ち読みのみ。

今回はおふたりの著書が一堂に楽しめます。「OKOSAN３」「おかねもちのための万年筆」「BIRDS」「ABUSOLUTE ZURO」は販売あり。

「OKOSAN」「OKOSAN２」「はーとふる彼氏はみでた！もれでた！EX」「さびしいウズラ」「渡りバード神戸花鳥園」は立ち読みコーナーで！

ここで、はと＆ダム本の新刊をご紹介。

なんと、舞台はアートカクテル、今年3月に開催された『はーとふる彼氏の世界～特別企画展～』を表から裏から斜めから、ほぼノンフィクションで描いていただきました。嬉し恥ずかしでスタッフ2名も登場させていただいております・・・

ギャラリーサイドとしては、作家さん（玻都もあさんとダムるしさん）の個展に対するひたむきさがヒシヒシと伝わって、感動の嵐でした！

ZINE文庫はどの作品も立ち読みOKですよ～とは言いつつ、この「個展の開き方」だけはぜひご購入いただきたい・・・のです（いわゆる推しZINE！）。

台湾のギャラリー・伊日藝術 YIRI ARTSさんが隔月で発行されているフリーペーパーの、バックナンバーもあわせて9種類を展示しています。

テキストはそのほとんどが中国語なので内容はちょっと分かりにくいですが、たくさんのアーティストの作品が大きな写真で紹介されていますので、図録のようにご覧いただけます。

若干数、在庫もありますのでご興味のある方はスタッフまでお声がけください。

ZINE文庫に出展中の25名のアーティスト・クリエイターの作品、約120冊を3日間に渡りご紹介させていただきました。鑑賞の参考や、このblogから新たに興味のある1冊を見つけていただけたら嬉しいです♪

作品紹介その１はこちら

作品紹介その２はこちら

会期は8/8まで。たくさんの絵本もありますので、夏休みの図書館代わりにいかがでしょうか・笑

猛暑の最中ではありますが、皆さんのお越しを心よりお待ちしております（水曜・木曜は休業させていただいております、お気をつけください！）。

後日、コジマユイさんから新作が届きました。大阪のレトロビルを線画で描いた作品集「近代建築」、装丁もレトロな雰囲気でおしゃれな1冊です。

コジマさんの描く建物のイラストは、海外blogerの目に留まるほど。今後の展開が楽しみですね！

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