Candy Bird氏による中津・Live Space Vi-codeの壁画が完成しました!
台湾の有名なストリートアーティスト・Candy Bird氏
都市空間や路上などの公共空間で表現されるストリートアートやグラフィティを活動の主とするCandy Bird氏。台湾をはじめ、世界の様々な場所で彼の作品を目にすることができます。
*Candy Bird氏の壁画作品は公式WEBサイトをご覧ください http://candybird.net/
今回の個展来日に合わせて、系列店・Live Space Vi-codeの壁画を制作いただくことになりました。

壁画用の壁面を設置
実は、もともとのVi-codeの壁面はスチール製で深めの凹凸があり、ペンキと筆を使うCandyの作風ではかなり描きにくいことが判明・・・そこで壁画用の壁面を新たに設置することになりました。
梅雨真っ只中ということもあって、Candyの来日ぎりぎりの工事でしたが無事完成!
支持体の色は高架下の雰囲気に合わせて、またどの色とも馴染みやすいグレーを選びました。

7/10(月)午前10時半、制作開始!
壁画制作日となった7/10は梅雨の晴れ間となり天気には恵まれましたが、気温がぐんぐん上り、また湿気も多く、日中の屋外での作業は少し大変でした。
台湾に比べたら全然マシですよ!というCandy、休憩を入れつつ制作を進めます。

スプレーを使って下書き
まずは、白のスプレーを使って下書きをします。まだこのあたりは、Candyの頭の中にしか絵の構想はありませんから、一体どんな作品になるのか全く予測不能・・・

色が入りました!
色が少しずつ加わっていきます。人らしきシルエットも見えるようになってきました。

HITOARIKI映像チームによる取材
個展のオープニングイベントでお披露目したライブペイントに続き、HITOARIKIの映像チームが密着取材。どんなコンテンツが完成するのか、こちらも楽しみです!
*オープニングイベント/ライブペイントの様子はこちら

空に浮かぶ四角形
上部に四角形の物体が現れました。何になっていくのか、取り巻くギャラリーたちの話題は持ち切りです。

制作風景を見学いただきました
壁画制作は休憩を入れつつ、約6時間。その間、街行く多くの皆さん方が興味深そうに眺めてくださっていましたが、台北を訪れた際、Candyの壁画を見たことがあるという方がその制作過程を拝見したいと、中津まで足を運んでくださいました。
偶然、大阪の町について研究をされている台湾人の学生さんもいらっしゃって、涼みの一時、話に花が咲きます。

輪郭線が入って、作品の全貌が見えはじめます
黒で輪郭が入ることによって、急に、絵が動き出しました!たくさんの人が折り重なった群像作品のようです・・・

高所作業は少し苦手!?!?
ストリートアートというと、高さや足場の悪さをものともせず、街のあらゆるところに描かれている印象があります。ストリートアーティストであるCandyも慣れた作業・・・と思いきや、本当は高いところは少し苦手らしいです(笑)
浮かんだ四角はどうやら窓のようですね・・・

ついに完成!作品のタイトルは「巨人」
夕方18時過ぎ、ついに壁画が完成です。Candy、お疲れさまでした!
作品のコンセプトなどを質問したところ、「巨人(giants)」や「出口(wayout/exit)」というキーワードが出てきたものの、最終は、この絵に出会った人たちがそれぞれの感性で感じ取っていただければ・・・ということでした。あなたはこの絵の前で何を感じ、何を思うでしょう?
6時間に及ぶ壁画の制作過程は、アートカクテル公式Facebookで一部、動画を公開中です。ご興味ある方はぜひごご鑑賞ください!

Vi-code店長による・・・
「私が描きました!」
いえいえ、描いていません(笑)

夜のライトアップ
ライブハウスの営業は夜が多いので、日が暮れた後、ぼんやりとライトアップされた壁画にはまた違う味わいがあります。小さなお子さんだとちょっと怖いかな・・・

“さつまいもマン”を描く
最後、壁面のサンプル材料に、Candyの代名詞とも言えるキャラクター・さつまいもマンを描いてくれました。
Candyとは個展だけでなくこの壁画制作を通じてたくさんの交流をさせていただき、作品はもとよりその温厚なお人柄も大ファンになりました。今後まだまだ日本とは縁があるようで、8/4から横浜で開催されるヨコハマトリエンナーレの関連イベント「黄金町バザール2017」に参加されるそうです。関東でもぜひ多くの皆さんに、Candy Birdの作品を見ていただきたいです!
